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今日は、『SUGOスーパー耐久500km 』 の予選ですが・・・ [最新レース結果]

宮城県は仙台市にあるサーキット 「スポーツランドSUGO」

 

ここで本日、 スーパー耐久シリーズ2007:第6戦の予選が
行われる・・・予定だった。

「だった。」と言うのは、にわかに関東~東北に急接近してきた台風20号
のおかげでご覧の通り、コースが水浸しとなり危険と判断され、予選走行
が中止となってしまったからだ。

ピット・ウォークは予定通り行われ盛況だったが、予選は明日の早朝、
フリー走行を予定していたAM8:00からに延期となった。

...で急遽、これまた雨で余裕ができて、満面の笑顔でクレープを食していた
S耐2007イメージガール"VANILLLA"にブログの表紙を飾ってもらいました。

 

明日は台風一過で、秋晴れのレースになることを期待しましょう。

 



韓国戦/予選 【Taebaek International Super 300】 [最新レース結果]



韓国・太白レーシングパークで、9月29日に行われた予選走行。



このサーキットコース、全長が短いわりにメイン・ストレートが900mもあるのが特徴だが、
もう一つ。舗装状態がかなり悪いのも無視できない要素だ。

アスファルト舗装自体に凹凸が多いだけでなく、コースの外周部に未舗装(つまり泥土)
のままのエリアが多く、レース車両がコーナー内側の縁石をインカットする度に舞い上がる
土埃りが、コースの各所にタップリと降り積もっているという難しいコンディションなのだ。

そんな劣悪な路面コンディションが関係あるのか否かは知らないが、地元・韓国チームの
ライト・クロカン系RV車両によるレースが、公式プログラムの中に組まれていた。

 

RV車に「車高ダウン+超大径ホイール」を組み合わせるのは世界的な流行だが、この
スポーティなカラーリング+エアロパーツは新鮮。 日本でもウケる、かも!?

ちなみベースが実用RVなので、エンジンはもちろんディーゼル。

ストレートは思ったより速いが、図体のデカく重心も高いRV軍団が、タイヤの悲鳴を上げつつ、
黒煙を撒き散らしながらグラグラとコーナーに迫ってくる様子は、薄いガードレール1枚を隔て
たすぐ外側でカメラを構える我々に、チョッピリ身の危険を感じさせる不安定な走りっぷりが 
ある意味「迫力」あるレース。見ていると案の定、1台が派手に路肩に突っ込みリアイヤに・・・

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そして、いよいよスーパー300クラスの予選。 

前日、フリー走行を終えた日本チームのS耐ドライバー達は口々に 「クルマが路面の
凹凸でジャンプしてしまい、コントロールが難しい。」 とこぼしていた。

実際に見ていると、900mもある長いメインストレートを、200数十キロの全開速度で
走り抜ける車両が、上下方向にピョンピョンと跳ねているのが傍目にも判るほどだ。

4輪の何れかが宙に浮いている状態ではステア操作やブレーキングも難しく、ドライ
バーの操作負担がかなり大きい上に、攻め過ぎると簡単に破綻する。

この70号車:白いRX-7も、最終コーナーでスピン! 凸凹な盛り土でできたセーフティ
ゾーンの上を、バンバンと数メートルも跳ね上がりながら派手にコースアウトしていった。



しかし記録した予選タイムは59秒台で、総合5位と上々。 

これを見た地元・韓国チームの一団(左側、明るいブルーのユニフォーム)がRX-7
のピットに押しかけて、「何で、そんなに早く走れるんだ!?」 とクルマの仕様や
セッティングについて質問攻め。 これぞ、日韓交流の理想的な姿じゃないだろうか。

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そして、ここに全く例外の一人が。

PWRCこと、プロダクションカー(市販車)世界ラリー選手権で2005年、史上初の日本人
チャンピオンとなった「トシ・アライ」こと新井敏弘選手その人で、今回は123号車:エンドレス
スポーツのSUBARU IMPREZA WRX を駆り、ドライバーとして参戦。

 

「(ラリードライバーである)僕にとって、この路面はバンピーでもスリッピーでもなく・・・楽しめました。」
のコメント通り、タイムは大排気量の上位クラスとなるフェアレディZに次ぐ<59秒266>を叩き出した。
総合2位。 

降雨等で路面が更に悪化していたら逆転していたかもで、それも「S耐」の面白い一面だ。

こちらは、1分00秒052をマークし総合4位の「TRACY SPORTS/HONDA NSX」
パワステに問題が出て使えず、腕力で跳ねるクルマをねじ伏せながら、ST-3クラス
で久々のNSXによるトップタイムを出した。

ST-4クラストップは、AGY MOTOR SPORTS の HONDA INTEGRA TYPE R。
市販のノーマルエンジンほぼそのままで、ここまで速いクルマは世界でも類がない。 
予選での最高タイムは1分01秒520。

韓国チームでは、KIXX Racing/Lexus IS200(アルテッツァ) が善戦。
エンジンに手を入れて高回転でパワーが出る仕様となっており、身のこなし
も機敏なチューニングカー。 1分01秒232で韓国チームTOPタイム。 


…予選を終えてみると、日本国内のシリーズ戦とは全く違うコンディション故の
面白さが結果にも現れており、決勝が実に楽しみな海外遠征レースとなった。

(決勝編に続く・・・)



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